顧客に虚偽の説明で投資顧問契約を締結 高松市の事業者に金融商品取引業の登録取り消し処分

AI要約

四国財務局は、高松市の事業者の金融商品取引業の登録を取り消す行政処分を行った。

登録取り消し処分を受けたエフ・ポートは、虚偽の説明で顧客を勧誘し、契約者数を誇張していた。

四国財務局は業務改善命令も出し、契約者との契約を適切に終了させるよう指示した。

顧客に虚偽の説明で投資顧問契約を締結 高松市の事業者に金融商品取引業の登録取り消し処分

 顧客に虚偽の説明をして投資顧問契約を結ぶなど重大な法令違反があったとして、四国財務局は7月31日、高松市の事業者の金融商品取引業の登録を取り消す行政処分を行いました。

 登録取り消し処分を受けたのは、高松市寿町の投資助言・代理業、エフ・ポートです。四国財務局によりますと、エフ・ポートの営業員は、1億円以上の利益を上げた事実が無いにもかかわらず、「現役億トレーダー」であるなどと虚偽の内容の資料を示して顧客を勧誘していました。

 2023年8月末時点で約3000人と投資顧問契約を締結していましたが、勧誘の際、契約者が1万人以上いるような説明をしていたということです。

 エフ・ポートには社長1人しか勤務しておらず、金融商品取引業の登録をしていない大阪市の会社の指示を受けて業務を行っていました。

 四国財務局では登録を取り消すとともに、締結者との契約を適切に終了させるよう業務改善命令を行いました。