7月の栃木県内、暑かった 平均気温が3地点で過去最高 宇都宮は27.6度 気象台速報

AI要約

7月の栃木県内の平均気温が記録的な高さで、宇都宮、真岡、奥日光などで過去最高を更新した。

佐野が28.5度という最高気温を記録し、全国で今年の最高気温を記録した。

降水量は平年より少ない地点が多く、足利は22日に7月の最高記録を更新した。

7月の栃木県内、暑かった 平均気温が3地点で過去最高 宇都宮は27.6度 気象台速報

 7月の栃木県内の平均気温は、宇都宮が平年より2.8度高い27.6度で、真岡と奥日光を含む3地点でそれぞれの統計開始以降、7月の最高となったことが1日、宇都宮地方気象台の気象速報で分かった。太平洋高気圧の影響で暖かい空気に覆われ、強い日射により高温の日が多かった。

 気象台によると、宇都宮は1891年の統計開始後、7月の月平均の最高だった2018年に並んだ。真岡は18年を0.1度上回る27.4度、奥日光は同年より0.6度高い20.7度でそれぞれ最高を更新した。

 観測10年未満の日光東町を除き、佐野や鹿沼など6地点が2位、小山や塩谷など4地点が3位となり、県内全域で記録的な暑さとなった。最も高かったのは佐野の28.5度だった。

 最高気温は29日の佐野で、全国の観測史上3位タイで今年の全国最高気温となる41.0度を記録。小山38.9度、真岡38.2度も県内の観測史上最高に並んだ。

 降水量は平年と比較できるアメダス18地点のうち、13地点で平年の4~6割にとどまった。足利は22日の1時間降水量が68.5ミリを記録し、7月の最高を更新した。