瀬戸内海に新造高速船「リニアジェット(仮称)」を導入へ 「インバウンドも含めた新しい需要を掘り起こしたい」 瀬戸内海汽船
瀬戸内海汽船は新しい高速船「リニアジェット(仮称)」を導入することを発表しました。船は約120トンで、100人の乗客を乗せることができます。
船は尾道市の「瀬戸内クラフト」で建造され、高速航行と燃費性能の良さを持つとされています。2026年4月の就航を目指しています。
瀬戸内海汽船は新しい船でビジネス客を呼び込み、コロナ禍以降の需要を取り戻したいと述べています。
瀬戸内海汽船は1日、広島・呉・松山を結ぶ航路に現行の「スーパージェット」に替わる新しい高速船を導入すると発表しました。
名前は「リニアジェット(仮称)」。総トン数は約120トン、全長31.5メートル、幅は7.0メートル、旅客定員は約100人だということです。
新しい高速船は尾道市の「瀬戸内クラフト」で建造されます。ドイツの推進器メーカー「フォイト社」の「フォイト・リニアジェット」が採用され、高速航行と燃費性能の良さを発揮する船舶になるということです。
船体のデザインは2019年に同じ航路に就航したクルーズフェリー「シーパセオ」と同じ「GKデザイン総研広島」が担当するということです。就航は2026年4月の予定です。
瀬戸内海汽船では「コロナ禍以降、ビジネス客を中心に利用者が戻っていない。新しい高速船でインバウンドも含めた新しい需要を掘り起こしたい」と話しています。