外房で県主催のサーフィンイベント 鴨川では19人が挑戦(千葉県)

AI要約

千葉県主催のBOSOサーフィンミーティング2024が外房地域で開催され、親子ら19人がサーフィンに挑戦。

サーフィンが2021年の東京五輪で競技として採用され、県が愛好者の増加を図り地域活性化に繋げるため開催。

イベントは外房地域7市町で計12回開催予定で、初心者でも楽しめる環境や南国気分を楽しむことができる。

外房で県主催のサーフィンイベント 鴨川では19人が挑戦(千葉県)

サーフィンやサーフ文化に触れるイベント「BOSOサーフィンミーティング2024」(県主催)が、外房地域で行われている。27日の催しでは、鴨川市の前原海岸で県内外の親子ら19人がサーフィンに挑戦した。

サーフィンは、2021年に開催の東京五輪から競技に採用された。五輪競技になったことをレガシー(遺産)とし、愛好者を増やして地域の活性化や移住・定住を促そうと、県が都市部に住む人らを対象に開催した。サーフィンを楽しむライフスタイルや、海と地域の魅力を体感してもらえるプログラムを組んだ。

イベントは7月中旬から9月下旬までを期間に、鴨川市や東京五輪でサーフィン競技の会場となった一宮町はじめ、サーフィンが盛んな外房地域の7市町を会場に、計12回の開催を予定している。9月15日には南房総市和田エリアを会場に行われる。

鴨川エリアは、日本の近代サーフィン発祥の地の一つといわれる。市内各地のポイントは、初心者でも楽しめるサイズの波が安定的にあることから、幅広い愛好者が訪れる。水温が比較的高めで、南国気分が味わえるロケーションも人気だ。

27日は、夏の日差しが照り付ける中、参加者らは浜辺で地元サーファーから、ボードの上に立ち上がる手ほどきを受けたあと、海に。初めは何度もボードから落ちるなどしていたが、講師らのサポートもあり、波のうねりからすくっと立ち上がり、見事なライディングをする人もいた。

夫を誘って参加した市原市の女性(47)は「やってみたかったけど、始め方が分からなかった。初心者でも始めやすいように入り口を整えてくれると、ハードルが低くなり、誰でも楽しめるスポーツになると思った」と話していた。

サーフィン体験の後は、地元の魚介を使ったランチを堪能し、地元サーファーらと交流した。

県の担当者は「千葉は首都圏にありながら、三方を海に囲まれている特徴を持っている。サーフィンを通してその魅力を多くの人に感じてもらえたら」と話していた。

9月開催分については、8月5日から先着順で参加の申し込みを受け付ける。「BOSOサーフィンミーティング」の特設サイトから申し込む。