西日本新聞社で『子どもお仕事参観デー』 親の仕事を体験し新たな発見も 「将来を考えるきっかけに」
福岡市の新聞社で行われた「子どもお仕事参観デー」では、子どもたちが親の職場を体験し、社長と名刺交換をするなど真剣に仕事に取り組む姿が見られた。
写真部の軸丸雅訓さんの娘も参加し、写真撮影の楽しさを知り、父親の仕事を理解する様子がうかがえた。
子供たちは親の仕事や社会の仕組みを知るいい機会となり、将来に向けた考えるきっかけとなった。
「親の働く姿を見て将来を考えるきっかけにしてほしい」、そんな目的で夏休みの子供たちを対象にした職場見学が行われました。
◆記者リポート
「大人たちが真剣な表情で働くフロアの横では、子どもたちも仕事しています」
恥ずかしそうな表情を浮かべながら、初めての名刺交換をする子どもたち。
夏休み真っ只中の26日、福岡市の西日本新聞社で行われていたのは「子どもお仕事参観デー」。
親の職場を体験して、子どもたちに将来のことを考えてもらおうという取り組みですが…。
子どもたちが向かったのは重々しい雰囲気の会議室。
そこには、社長さんが待っていました。
大人にとっても緊張するような状況です。
◆西日本新聞社 田川大介社長
「お父さんは新しい新聞社の姿を見つけようとしてる人」
お父さんのことを社長から褒められて、照れた様子の子供たち。
でも、ちょっと嬉しいそうです。
子供たちは、物怖じせずに社長に質問していました。
そんな様子を撮影していた写真部の軸丸雅訓さんは、ちょっと落ち着かない様子。
◆西日本新聞社・写真部 軸丸雅訓さん
「ちゃんと答えてくれてるのかなって心配ですけど…」
実は、小学2年生の娘、明花ちゃんも参加していて、そちらのことも心配な様子。
先ほど撮った写真をどのように新聞紙面に反映させるのか、自分の仕事についても説明します。
◆西日本新聞社・写真部 軸丸雅訓さん
「社長の名前間違えたら大変やん?お父さんクビになるかもしれんやん?」
◆明花ちゃん
「田んぼの田、川の川」
お父さんの仕事のことも分かってもらえたようです。
さらに意外な発見も…
◆西日本新聞社・写真部 軸丸雅訓さん
「ぎゅっと押して、おーいいじゃん!お父さんよりうまくない、これ?
Q.どうですか?
「いいんじゃないですか。思った以上に自然な感じで…すごいね、はる」
父親譲りの才能をみせた明花ちゃん。
様々なものを被写体にシャッターを切る楽しさを知りました。
◆西日本新聞社・写真部 軸丸雅訓さん
「なかなか子どもを職場に連れて来たりとかできないんで、こういう風に見てくれて分かってくれたら、いいなと思いますね」
Q.お父さんのどういうところが好き?
◆明花ちゃん
「写真撮ってるところ」
◆西日本新聞社・写真部 軸丸雅訓さん
「ほんと?ありがとう」
親の職場を見学して、仕事の楽しさと厳しさを知った子どもたち。
社会の仕組みや自分の将来について考えるいいきっかけとなったようです。