盗んだキャッシュカードで現金5000円引き出したか 会計年度任用職員の女逮捕 函館市は処分しない方針
函館市役所の会計年度任用職員が勤務先からキャッシュカードを盗んで現金を引き出し、逮捕された事件について
犯行を認めた容疑者は生活費が欲しいと供述し、口座からは合計で約34万円が無くなっているという
函館市は急きょ会見を開き、職員の逮捕について謝罪し、事件を受けて対応を検討中
勤務先の函館市役所からキャッシュカードを盗みATMから現金5000円を引き出したとして会計年度任用職員の女が逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは函館市の会計年度任用職員で鎌田佳奈恵容疑者56歳です。
鎌田容疑者は今年3月勤務先の市役所から盗んだキャッシュカードを使ってATMから現金5000円を引き出し盗んだ疑いが持たれています。
函館市役所の会見)
「この度は誠に申し訳ございませんでした」
キャッシュカードは市が会計を担うDV被害などから女性を守る団体のもので、鎌田容疑者は、この業務に従事していました。
警察の調べに対し鎌田容疑者は「生活費が欲しくて盗んだ」と容疑を認めています。
口座からはあわせておよそ34万円が無くなっていて、警察は鎌田容疑者の犯行とみて余罪を調べています。
事件を受け、25日夜、函館市は急きょ会見を開き職員の逮捕について謝罪しました。
市によりますとキャッシュカードは日中、職員のいるときは鍵のかかっていない手提げ金庫に保管されていたということです。
鎌田容疑者からは依願退職届が提出されていますが市は処分しないとしています。