【高校野球島根大会・準決勝の展望】4強激突!大社ー開星、石見智翠館ー飯南 これまでの戦い振り返り 決戦の見どころは?!

AI要約

準決勝で大社と開星、石見智翠館と飯南が激突する第106回全国高校野球選手権島根大会。それぞれのチームの特徴や戦略を振り返りつつ、決勝進出のための展望を示す。

大社は投手陣の起用法や機動力を強みとし、継投の可能性もある。開星は好調な打線を武器にしているが、守備面での課題もある。

石見智翠館は打線の好調さと投手陣の厚さが特長。飯南も勢いに乗り、投手陣や爆発力ある打線で相手に挑む。

【高校野球島根大会・準決勝の展望】4強激突!大社ー開星、石見智翠館ー飯南 これまでの戦い振り返り 決戦の見どころは?!

 頂点を懸けた決勝に進出するのはどのチームかー。第106回全国高校野球選手権島根大会は25日、準決勝があり、大社と開星、石見智翠館と飯南が激突する。4チームのこれまでの戦いを振り返りながら、各試合を展望する。

【大社】投手の起用法が鍵

【開星】好調な打線で勝負

 攻守の数字だけを見ると大社にやや分がある。体力を消耗する炎天下での試合が続く中、決勝を見据えた投手起用がポイントになりそうだ。

 大社は2試合で13回を投げ防御率0・69、14奪三振の主戦・馬庭の好投に期待がかかる。完投能力も高いが体力温存のため、いずれも右腕の岸、山本との継投も考えられる。4試合で1失策の守備は安定している。攻撃では4試合で24盗塁と機動力を駆使。俊足のトップバッター藤原はすでに8盗塁を決めている。

 開星は3回戦の江津工戦を除く3試合で2点差以内の接戦を制してきた。打率5割を誇る3番太田らを擁し打線につながりがある。準々決勝の矢上戦で2本の二塁打を放った井上拓も好調をキープ。主戦・井上勇は20イニングを投げ3与四死球と制球力が良い。ただ、6失策と安定感を欠くバックは懸念材料だ。

 島根大会で両校の対戦は2014年の決勝以来10年ぶり。14年は開星が9ー4で勝利している。

【石見智翠館】投手陣厚く、打線も好調

【飯南】快進撃の勢い変わらず

 両チームとも3試合全てで2桁安打をマークし、打線が好調。打率4割3分5厘の石見智翠館は選手層が厚く、大田、立正大淞南と強豪を倒して勢いに乗る飯南がどこまで食い下がることができるかがポイントになる。

 石見智翠館の総安打数は37本。本塁打1本、二塁打2本を放った1番青木の出塁を足がかりにチャンスをつくる。3盗塁の近藤を筆頭に9盗塁と機動力もある。チーム防御率は0・90。140キロ超の直球と、カーブで緩急をつける右腕松田康、伸びのある直球と変化球を投げ込む左腕杉本と投手陣は枚数がそろう。

 飯南は最速145キロをマークする主戦・岩本の投球回数が3試合で21回に上り、スタミナには問題なさそうだ。左腕の川島、右横手投げの宮岡も控える。守備は2失策。二遊間の森山、勝部を中心に堅い。

 打線は準々決勝の立正大淞南戦で八回に2本塁打を放ち、一挙6点を奪うなど爆発力がある。4番迫田は打率5割と好調だ。

--------------------------------------------------

〇・・・県立浜山公園野球場・・・〇

 ▽準決勝

大   社ー開   星(10:00)

石見智翠館ー飯   南(13:00)