「手っ取り早く生活費を稼ごうと」高齢女性がひき逃げされ死亡 逮捕のドライバー“白タク行為繰“り返した疑い 11年前から5000回以上 兵庫・姫路市
91歳の女性がひき逃げ事件で死亡し、逮捕された72歳の送迎ドライバーが白タク行為を繰り返していたことが発覚。
逮捕容疑者は過失運転致死と道路交通法違反で逮捕されたが、白タク行為を7回繰り返していたことも判明。
容疑者は生活費を稼ぐために白タクを行い、少なくとも11年前から5000回以上の行為で約800万円以上を稼いでいた。
6月16日、兵庫県姫路市の交差点で91歳の女性が車ではねられ死亡したひき逃げ事件で、逮捕された送迎ドライバーの72歳の男が、白タク行為を繰り返していたことがわかりました。
警察によりますと、6月16日、姫路市山野井町の交差点で、近くに住む梶原萬亀子さん(91)が、車にはねられ搬送先の病院で死亡しました。
事故を起こした車は現場から逃走していて、警察は車を運転していた市内に住む送迎ドライバー・大西章史容疑者(72)を過失運転致死と道路交通法違反の疑いで逮捕しました。
大西容疑者は犯行当時、自家用車でホステスの女性を送迎中だったということです。警察はその後の捜査で、大西容疑者がタクシー営業などに必要な「普通第二種免許」を取得していないにもかかわらず、今年1月から半年で”白タク行為”を7回繰り返していた疑いでも、24日までに送致したと明らかにしました。
警察の取り調べに対して、大西容疑者は”白タク行為”を繰り返していたことについて「手っ取り早く生活費を稼ぐために繰り返していた」と容疑を認めているということです。また大西容疑者は、少なくとも11年前から5000回以上、白タク行為を繰り返し、約800万円以上を稼いだとも話しているということです。