<福島第一原発>燃料デブリ「取り出しロボ」接続はじまる 試験的取り出しは早ければ8月着手

AI要約

福島第一原発での燃料デブリの試験的取り出しに向け、ロボットの接続作業が開始。

2号機では8月にもデブリの試験的取り出しが始まる予定。

ロボットの経路に堆積物が詰まっていることで計画が3回延期されていた。

<福島第一原発>燃料デブリ「取り出しロボ」接続はじまる 試験的取り出しは早ければ8月着手

福島第一原発での燃料デブリの試験的取り出しに向け、格納容器につながる配管へのロボットの接続作業がはじまった。

福島第一原子力発電所2号機では、原発事故後、初めてデブリを外に持ち出す「試験的取り出し」が、早ければ8月にも着手される計画。

東京電力によると、この取り出しに使用する「釣り竿型のロボット」について、2号機の原子炉建屋に運び込んで調整を進めていたが、7月24日から、格納容器につながる配管への接続が開始された。

接続作業が完了してから、原子力規制庁による安全性の確認などの「使用前検査」を受け、その合格をもってロボットが使用できることになる。

「試験的取り出し」をめぐっては、当初、2021年中の着手が予定されていたが、ロボットの経路に堆積物が詰まっていることが発覚し計画の見直しを迫られたことなどで3回延期されていた。