さぬき市の3高校統合へ向け連携強化へ 料理教室や文化祭などで交流も 香川

AI要約

香川県教育委員会は、生徒数が減少しているため、香川県さぬき市の3つの県立高校を統合し、2023年に新たな高校を開校する準備を進めています。

新しい高校建設計画では、2030年4月に開校予定で、地域連携スペースを設置し、地域の人も利用できる施設を整備する予定です。

3校の異なる学科を残しつつ、生徒の連携を促す取り組みが行われており、各校の催しを通じた交流が進められています。

さぬき市の3高校統合へ向け連携強化へ 料理教室や文化祭などで交流も 香川

 香川県教育委員会は、生徒数が減っていることから香川県さぬき市の3つの県立高校を統合し、2023年4月に新たな高校を開校する準備を進めています。7月23日に開かれた第7回東讃統合高校開校準備委員会の全体協議会では、3つの高校の異なる学科の連携を促すため、授業や文化祭などの催しで交流を深める方針を話し合いました。

 統合するのは、香川県さぬき市にある県立の石田高校・志度高校・津田高校です。

 香川県教委は、JR造田駅から南に約1kmの場所に3校を統合した新たな高校を建設する計画です。地質調査の結果地盤が想定より軟弱で改良工事が必要なことなどから、開校時期は当初の予定より2年遅れて2030年4月になります。新設校には、香川県の高校で初めて「地域連携スペース」を設ける予定で、食堂やものづくりの工房、多目的ホールなどは地域の人も利用できるとしています。

 現在、石田高校には農業科・家庭科、志度高校には工業科・商業科、津田高校には普通科があり、この5つの学科は新しい高校でも残す方針です。全体協議会では、学科を越えて生徒が連携できるように、7月27日に予定している石田高校家庭科の料理教室に、他校の生徒を招いて交流を図ることなどが話し合われました。また、8月上旬に予定している津田高校の文化祭でも、他校を紹介するブースなどを出展する方針です。