豊作と復興願う火 白山市横江で虫送り

AI要約

300年以上の伝統を持つ白山市無形民俗文化財の「横江の虫送り」が行われた。住民が豊作と能登の早期復興を願い、横江町の宇佐八幡神社周辺で行われた。

太鼓の音が響く中、住民がたいまつを手に水田を巡り、神社前で「虫送」の火文字が浮かび花火も打ち上げられた。

よさこいチームや留学生も参加し、日本の伝統文化に触れた。

豊作と復興願う火 白山市横江で虫送り

 300年以上の伝統を持つ白山市無形民俗文化財の「横江の虫送り」は21日、横江町の宇佐八幡神社周辺で行われ、住民が豊作と能登の早期復興を願った。

 害虫を追い払う太鼓の音が響く中、住民がたいまつなどを手に国史跡「東大寺領横江荘遺跡」近くの水田の周りを巡った。午後8時半ごろ、神社前に設けられたアーチに火がともされると「虫送」の火文字が夜空に浮かび、能登半島地震の復興を願う13発の花火も打ち上げられた。

 市内を拠点に活動するよさこいチーム「渚一世風美(なぎさいっせいふうび)」が初めて参加したほか、ネパールから金城大を訪れている留学生8人が担ぎ手や太鼓のたたき手として加わり、日本の伝統文化に触れた。