熱中症対策にエアコン使用を 電気代がもったいないでは済まされない 気象予報士が解説

AI要約

猛暑で体温超えが危険な状態になる理由と、高齢者などがエアコンを使わない理由について述べられています。

エアコンの電気代と熱中症のコストを比較し、安全のためにはエアコンを使うべきだというメッセージが伝えられています。

熱中症による救急の診療費や入院費用が高額であることを示し、予防の重要性が強調されています。

熱中症対策にエアコン使用を 電気代がもったいないでは済まされない 気象予報士が解説

米津龍一気象予報士:

体温超えの猛暑という言葉をニュースで聞くと思いますが、これは汗が蒸発しにくいので体の中に暑さがこもってしまうんです。ですから体温超えの猛暑というのはより危険です。

高齢者の方など、エアコンを使うのをためらう方が多いかと思うのですが、その理由はやはり電気代です。

ダイキン工業の調査によりますと、エアコンを使わない理由の半分以上の方が電気代がもったいないという理由です。

ただ、夏場はやはりエアコンを使わないと熱中症をしのげません。

こんなデータがありますのでご覧ください。

右は熱中症で救急の診療費を表しています。

山梨大学医学部救急部 森口武史先生によりますと3000円から8000円かかるということです。

生命保険文化センターによりますと、入院の場合、1日2万700円もするんです。

ではエアコンの電気代がいくらかと言うと、半日で192円なんです。

相当安いですよね。

救急車で運ばれるということは、当然命のリスクもありますから、これを見ていただいたらきっとエアコンを使った方が良いとわかっていただけると思います。