国境越えた“友愛”高らかに 山形で山響「第九」特別演奏会

AI要約

山形交響楽団による「第九」の特別演奏会が開催され、アジア各地からのソリストも参加。指揮者阪哲朗さんのもと、国境を越えた人類愛と音楽の喜びを表現。

独唱者には韓国、台湾、中国、日本からそれぞれソリストが出演。山形交響楽団は迫力満点の演奏を披露し、最終楽章では友愛に満ちた歌声を奏でた。

指揮者阪哲朗さんと山形交響楽団は2020年からベートーベンの交響曲全曲演奏に取り組み、今回の第九で完結。公演は収録され、将来的にはDVD化されて県内施設に寄贈される予定。

国境越えた“友愛”高らかに 山形で山響「第九」特別演奏会

 山形交響楽団による「第九」の特別演奏会が21日、山形市のやまぎん県民ホールで開かれた。常任指揮者の阪哲朗さんが指揮し、アジア各地から4人のソリストが出演。山響アマデウスコアとともに、国境を越えた人類愛と音楽の喜びを歌い上げた。

 独唱者はソプラノのコ・ヒュナさん(韓国)、メゾ・ソプラノのワン・ユーシンさん(台湾)、テノールのゴン・インジャさん(中国)、バス・バリトン平野和(やすし)さん(日本)。山響はベートーベンの交響曲第9番の真に迫った演奏で魅せた。最終楽章で合唱が加わり、友愛に満ちた歌声を高らかに響かせた。

 阪さんと山響は2020年からベートーベンの交響曲の全曲演奏に取り組んでおり、今回の第九で完結した。本公演は収録しており、今後DVDを制作し、県内の学校や図書館に寄贈される予定。