薄桃の妙蓮可憐に 金沢・持明院で一般拝観始まる

AI要約

真言宗持明院(じみょういん)で加賀妙蓮の一般拝観が始まり、咲き始めた薄桃色の花を楽しむ人々が訪れた。

加賀妙蓮は200平方メートルの池いっぱいに植生し、1本の茎に多数のつぼみが付き、1500~3千枚もの花びらを持つ特徴を持つ。

残暑の影響で例年より花は少ないが、8月上旬には見ごろを迎える見込み。

薄桃の妙蓮可憐に 金沢・持明院で一般拝観始まる

 真言宗持明院(じみょういん)(金沢市神宮寺3丁目)で21日、石川県指定天然記念物、加賀妙蓮(みょうれん)の一般拝観が始まり、訪れた人は咲き始めた薄桃色の可憐(かれん)な花を楽しんだ。

 妙蓮は本堂裏の広さ約200平方メートルの池いっぱいに植生する。1本の茎にいくつものつぼみが付くのが特徴で、複数のつぼみが合わさり、1500~3千枚もの花びらを持つ。

 持明院住職の吉山宥芳さん(60)によると、水不足や高温の影響で、5月中旬からつぼみの付き方が遅れ始め、例年と比べ花はまだ少ない。たくさんの花が見ごろとなるのは8月上旬の見込み。

 拝観は8月11日まで。拝観料は一般400円、高校生以下は無料。