医療的ケア児と家族 災害時の備え学ぶ/埼玉県
医療的ケア児の災害時の備えを学ぶイベントが開催された。
会場では機器の実演や体験コーナーが設けられ、事前準備の重要性が再確認された。
参加者は災害時の医療サポートについて知識を深めることができた。
日常的に医療によるサポートが必要な子ども、「医療的ケア児」。
災害が起きたときに必要な備えを家族とともに学ぶイベントがさいたま市で開かれました。
イベントは、岩槻区にある医療的ケア児の支援施設で企画されました。
会場では、ストレッチャーを直接、中に入れられる、広い出入り口が2か所あるテントのほか、持ち運びができる人工呼吸器などが並び、家族たちが実際に手に取って確かめていました。
また、災害が起きたときに、電気が使えない状況でも痰(たん)などが吸引できる足踏み式の医療機器も紹介されました。
このほか、尿素と水があれば完成する冷却剤を作ったり、段ボールで出来たベッドに乗ったりする体験コーナーもあり、参加者は事前の備えの大切さを改めて学んでいました。