「介護離職ゼロをめざす」 ケアラー支援推進本部を設置 山梨県 

AI要約

2025年問題に迫る団塊の世代の介護離職の懸念

山梨県内での介護離職の急増と全国平均を上回る割合

山梨県が介護離職ゼロを目指すため新たな支援体制を構築

「介護離職ゼロをめざす」 ケアラー支援推進本部を設置 山梨県 

来年に迫っている団塊の世代が75歳以上となる2025年問題。

介護や看護のニーズが爆発的に増加する事が懸念されている中、こんなデータがあります。

山梨県内で1年間に介護や看護を理由に仕事を辞めた人の推移です。

少子高齢化を背景に、この10年間で600人からほぼ倍増しています。

そして、全体の離職者でどれだけの割合を占めているかがこちら。

県内は全国平均を逆転、大きく突き放し全都道府県で3番目に高い割合となっています。

こうした問題に対して県はケアラーと呼ばれる介護や看護を行う人への支援に本格的に乗り出すとしています。

山梨県 長崎幸太郎知事:

「介護離職は本人を終わりの見えない苦しみにたたき落とす おそれもあるし、社会的にも大きな損失になる」

県は「介護離職ゼロをめざす」として新たにケアラー支援推進本部を立ち上げました。

仕事と介護を両立する「ビジネスケアラー」や介護と子育てを同時に行う「ダブルケアラー」といった家族などの介護、看護を行う「ケアラー」への支援を行うとしています。

具体的には負担や課題を把握するために実態調査を行うほか、「ビジネスケアラー」「ダブルケアラー」に関するセミナーを来月開催する予定です。