割らないように慎重に300個 風鈴を27年飾り続ける上諏訪駅

AI要約

諏訪市のJR上諏訪駅で駅員らが300個の風鈴を飾り付け、夏の涼を感じさせる取り組みを行っている。

風鈴はさまざまな形や音色で、諏訪湖の砂を原料とした黒い風鈴も含まれており、観光客らを魅了する。

暑さが戻る18日には、最高気温が34度になるなど厳しい暑さが予想されている。

割らないように慎重に300個 風鈴を27年飾り続ける上諏訪駅

 長野県諏訪市のJR上諏訪駅で17日、駅員らが色とりどりの風鈴約300個を改札口の天井に飾り付けた。駅の利用者に涼を感じてもらおうと1999年から毎夏飾っており、今年も8月上旬まで涼しげな音色で観光客らを迎える。

 風鈴は市内の観光施設「SUWAガラスの里」から借りており、打ち上げ花火やヒマワリ、アサガオなど夏をイメージさせる絵が描かれ、形や音色もさまざま。諏訪湖の砂が原料のガラスで作った黒い風鈴も3個飾った。

 手を伸ばして風鈴を取り付けた西沢敏副長(48)は、観光シーズン本格化を前に「割らないよう慎重に飾った。多くの人に涼しい音色を聞いてほしい」と笑顔で話していた。

 県内は比較的涼しい日々が続いたが、18日は暑さが戻る見込み。長野地方気象台によると、各地の予想最高気温は松本、飯田34度、長野、諏訪32度、軽井沢29度。