諏訪湖花火大会 打ち上げセット数拡大 長野県諏訪市

AI要約

第76回諏訪湖祭湖上花火大会の実行委員会は花火のセット数を増やすことを発表

新たなプログラムや競技花火の尺玉"レクチャー花火"を導入することも明らかに

今年の協賛金額は過去最高だった昨年の8138万円を上回る可能性がある

諏訪湖花火大会 打ち上げセット数拡大 長野県諏訪市

 8月15日に開く第76回諏訪湖祭湖上花火大会で、長野県諏訪市の実行委員会は17日、打ち上げる花火のセット数を22セットから24セットに増やすと発表した。既存・新規のスポンサーから多くの協賛金が集まったため。水上スターマインなど諏訪湖名物の豪華な花火を打ち上げる第2部で二つのプログラムを追加し、第1部でも競技花火をより楽しめるよう尺玉の「レクチャー花火」を新たに採り入れる。

 実行委は公式サイトに大会プログラム(簡易版)を掲載している。追加するのはいずれも1社提供の花火で、既存スポンサーによる「彩りの世界」、新規スポンサーの「飛翔OnlyOne!」。実行委によると、従来からのプログラムも、各スポンサーと煙火師の間で内容の充実に向けた話し合いを進めている。

 4年ぶりの開催となった昨年の事業所協賛金は過去最高額の約8138万円。今年の協賛金額は月内にも公表する予定だ。

 尺玉レクチャー花火は、大スターマインでオープニングを飾った後、第1部の競技花火前に実施。人工島・初島から「菊」「冠」など代表的な種類を1発ずつ打ち上げ、会場アナウンスで観客に特徴を伝える。「審査員の気分になって競技花火をより深く楽しんでほしい」と企画した。

 音響施設と点火装置を有線でつなぎ、音楽と花火をシンクロさせる試みも。ナイヤガラは今年も行わないが、余韻を感じられるエンディング花火を予定する。実行委会長の金子ゆかり市長は先月の定例記者会見で、厳しい経済状況が続く中での多くの支援に感謝し「前年を上回る轟と煌めきをお届けできると思う」と語っていた。