静岡市に新社屋完成「第九」で祝う アイエイアイ社員、静響と共演

AI要約

富士山静岡交響楽団(静響)と産業用ロボットメーカーのアイエイアイ(静岡市清水区)の社員有志100人が合唱団を結成し、新本社と工場の竣工披露会でベートーベンの交響曲第9番を演奏した。

石田徹社長の長年のクラシック音楽ファンという思いから始まった合唱イベントは、静響の演奏と共に新社屋の完成を祝う素晴らしい時を築いた。

合唱団の参加者や静響のメンバーからは、共演を通じて新しい体験や感動を得たという喜びの声が上がった。

静岡市に新社屋完成「第九」で祝う アイエイアイ社員、静響と共演

 富士山静岡交響楽団(静響)と、産業用ロボットメーカーのアイエイアイ(静岡市清水区)の社員有志100人による合唱団が17日、同区庵原町に建設していた新本社と工場の竣工(しゅんこう)披露会で共演した。ベートーベンの交響曲第9番の合唱で、新社屋完成を盛大に祝った。

 長年のクラシック音楽ファンという石田徹社長が、小学生時代の音楽教科書に掲載されていた「第九」を社員と披露したいと静響に依頼したのがきっかけ。静響はエルガーの「威風堂々」も演奏し、合唱団が英語の歌詞で歌い上げた。

 同社製造部の石山敦士さんは「貴重な機会と思い参加した。伸び伸びと歌うことができ、良い時間だった」と充実した表情を見せた。静響のチェロ奏者の土山如之(ひとし)さんは「100人の素晴らしい歌声に圧倒された」と共演を喜んだ。