「にんげんだもの」など118点、相田みつを展開幕 足利市美術館で過去最大規模 偉人の残した足跡を網羅

AI要約

足利市出身の書家・詩人相田みつをの作品を集めた展覧会が開催された。

展示数は過去最大規模で、代表作や隠れた名作など118点が展示されている。

訪れた人々は作品に感動し、展覧会は9月1日まで開催される。

「にんげんだもの」など118点、相田みつを展開幕 足利市美術館で過去最大規模 偉人の残した足跡を網羅

 生誕100年を迎えた足利市出身の書家・詩人相田(あいだ)みつを(1924~91年)の作品を集めた展覧会「相田みつを展-いのちを見つめることば-」が13日、同市通2丁目の市美術館で始まり、多くの人でにぎわった。

 みつをは足利を生涯の制作の場とし、人々の心を励まし癒やす作品を世に送り出した。その「ことば」は今も多くの人の心を捉え、学校の教科書の教材としても採用されている。

 同展では「にんげんだもの」「しんじつだけが魂をうつ」などの代表作や、市民が所蔵する隠れた名作など118点をそろえた。展示数は過去最大規模だという。20歳当時の楷書といった初期作品のほか、教科書で最も採用されている「自分の番 いのちのバトン」も展示され、郷土の偉人が残した足跡を網羅する内容となっている。

 家族と訪れた日光市、加藤愛子(かとうあいこ)さん(96)は「心が洗われるようで、生きる力が湧いてきました」と涙を目に浮かべ、感激していた。展覧会は休館日を除き、9月1日まで。