詐欺防止でコンビニ店員に感謝状 電子マネー購入食い止め 福島県南相馬市

AI要約

福島県の南相馬署が成り済まし詐欺を未然に防いだセブン−イレブンの店員に感謝状を贈る。

男性がインターネット詐欺に遭い、店員と警察によって被害を食い止められる。

店員は大きな被害を未然に防いだことにより感謝状を受け取る。

詐欺防止でコンビニ店員に感謝状 電子マネー購入食い止め 福島県南相馬市

 成り済まし詐欺を未然に防いだとして福島県の南相馬署は10日、セブン―イレブン原町西町店の店員高倉一幸さん(38)に署長感謝状を贈った。

 3日昼ごろ、70代男性が同店を訪れ、メモを片手に「電子マネーを25万円分買いたい」と申し出た。応対した高倉さんは詐欺を疑い、買わないよう説得を試みた。男性はなかなか信じなかったが、偶然居合わせた南相馬署員が説得に協力して被害を食い止めた。

 同署などによると、インターネットサイトの解約手数料に55万円を要求されており、話を信じた男性は別の店舗で30万円分の電子マネーを購入した後だったという。

 本望譲署長が高倉さんに感謝状を手渡した。高倉さんは「止められてよかった。次に同じ場面に出くわしても声をかけたい」と話し、本望署長は「コンビニは成り済まし詐欺を止める最後のとりで。感謝しかない」とたたえた。同署の渡部圭史生活安全課長が立ち会った。

(相双版)