箱根芦ノ湖で消防・警察合同水難救助訓練 箱根園湾での衝突事故を想定

AI要約

箱根芦ノ湖・箱根園湾で7月10日、「消防・警察合同水難救助訓練」が実施され、災害や事故に対する迅速な対応を目指して行われた。

訓練では、水陸両用船と小型ボートの衝突事故を想定し、救助活動の訓練が行われた。

稲葉健二さんは、訓練を通じて夏の繁忙期における安全対策の重要性を再確認し、訪れる人々の安全確保に努める考えを示した。

箱根芦ノ湖で消防・警察合同水難救助訓練 箱根園湾での衝突事故を想定

 箱根芦ノ湖・箱根園湾で7月10日、「消防・警察合同水難救助訓練」が実施され、箱根町消防本部、富士山南東消防本部、神奈川県警察本部、芦ノ湖水上安全協会が参加した。(小田原箱根経済新聞)

 訓練は夏の繁忙期の災害や事故に対して迅速かつ正確に対応することを目指し、「箱根園湾で水陸両用ニンジャバスと小型ボートが衝突事故を起こし、小型ボートに乗船していた3人が湖面上に投げ出され、1人が事故発生場所付近で溺れ、1人が沖合に流された。また、1人が行方不明となった。水陸両用船の忍者バス(NINJABUS)が航行不能となり、車内に乗員・乗客15人が取り残されている」という事故想定で行われた。

 救助訓練は、救助ボートで出艇、ヘリコプターによる救助活動、ドローンによる救助情報取得活動などを行いながら、救助技術の向上と消防・警察相互の連携体制の強化を目指した。

 箱根園の水陸両用船を担当する稲葉健二さんは「昨今、天候急変による災害が増えており、人災を含めて事故はいつ起こるか予測がつかない。実際に事故が起こった際に、訓練により事故の被害を減少させることが重要なことと考えており、今回の訓練を元に、改めて夏の繁忙期のお客さまの安全対策を万全にしていくとともに、安心して利用いただくよう努めていきたい。訪れる人が多くなる夏の季節を前に水の事故を防ぐ観点からも貴重な体験をさせてもらった」と話す。