千歳相互観光バス 3年にわたる労使問題で和解が成立

AI要約

千歳のバス会社と労働組合の間でおととしから続いてきた労使問題の和解が成立し、和解内容には社員の賃上げなどが盛り込まれました。

労使交渉を続けてきた千歳相互観光バスと労働組合側が和解協定書に署名し、賃上げや不正疑惑の解明などの内容が盛り込まれました。

和解協定書には不当労働行為の是正や社員の基本給引き上げなどの合意が記載されており、今後の交渉に向けての前進が期待されます。

千歳相互観光バス 3年にわたる労使問題で和解が成立

千歳のバス会社と労働組合の間でおととしから続いてきた 労使問題の和解が成立し、会見が開かれました。和解内容には社員の賃上げなどが盛り込まれました。 

千歳相互観光バスをめぐっては、労働組合側がおととしから、賃上げや会社による定期点検の不正疑惑の解明を求めて労使交渉を続けてきました。その後、あわせて10回以上の団体交渉を経て、今月8日に和解が成立しました。 

和解協定書には、会社が、不当労働行為を認め再発防止に取り組むことや、車の整備に関し道路運送車両法に違反したとして是正することなどが記されています。 

また、社員の基本給をことし4月分からさかのぼって3千円引き上げることで合意したということです。 組合は今後、社員のボーナス引き上げや、路線バスの最終時間繰り下げを目指して交渉を続ける考えです。 

札幌地域労組・千歳相互バス支部の江崎毅支部長は「和解協定書が文書化されたことで今後の交渉の武器になる。ここは終わりじゃなくここから始まりだと思っている」 今後の交渉への意気込みを話しました。

会社側は、「スタート地点に立てた。今後も利用者にとってより良いサービスを提供できるよう努める」とコメントしています。