【山口県】南陽工高、写真甲子園へ 604校から選ばれし18校

AI要約

山口県周南市の南陽工高の写真部が写真甲子園に出場する。

写真甲子園は全国の高校写真部やサークルがチームで出場し、作品を共同制作して全国一を目指す。

同校の3人チームは地元の自然や人々を撮影し、技術だけでなくコミュニケーション能力も試される。

【山口県】南陽工高、写真甲子園へ 604校から選ばれし18校

 山口県周南市の南陽工高(齊藤英一郎校長)の写真部が7月30日(火)から、「写真の町」の北海道上川郡東川町で開かれる写真甲子園に出場する。

 写真甲子園は全国の高校写真部やサークルなどがチームで出場し、共同制作した作品で全国一を目指すもの。1チーム3人で8枚組の写真を撮る「組写真」と、写真に対する作文、プレゼンテーションが審査される。

 5月に過去最多の応募数604校からブロック審査会に進出する80校を選抜。そのうち18校が本選に出場できる。

 本戦では同一機材、同一条件で東川町の自然や、現地の人に声をかけて撮影。写真技術以外にも声をかける度胸やコミュニケーション能力なども重要になる。

 同校からは斉藤こころ部長(3年)、小川真也さん(3年)、斉藤おとめさん(1年)が出場。家族や白黒などをテーマにした組写真や、駅前で声をかけて撮影するなど本戦に向けて経験を重ねている。

 斉藤部長は昨年の全国高等学校総合文化祭で優秀賞受賞の経験もある。「写真甲子園では地元の人と交流して、生活や土地の様子など北海道ならではの写真を撮りたい」と話し、見た人に響く作品をと意気込む。

 自然を撮るのが好きという小川さんは「出場するからには何か賞を獲って、自分たちの心にも残るようにしたい」と話し、部長を務める姉の影響で写真を始めたおとめさんは「3人の中で1番技術も知識もないが、3人で撮れる最初で最後。悔いのないように北海道で頑張りたい」と志を述べた。

 県高等学校文化連盟写真専門部理事長でもある同部の尾崎勝利顧問は「それぞれが後悔しない撮影活動ができれば」と見守っている。