特殊詐欺3950万円「スマホにランサムウエア攻撃」現金を宅配で送付 岐阜・可児市80代男性被害

AI要約

可児市の80代男性が現金3950万円を特殊詐欺によってだまし取られた事件が発表された。

男性はセキュリティー関連団体の職員を名乗る詐欺師からの電話により、6回にわたって現金を送付していた。

男性は連絡が取れなくなったことを家族に相談し、110番通報があった。

特殊詐欺3950万円「スマホにランサムウエア攻撃」現金を宅配で送付 岐阜・可児市80代男性被害

 岐阜県警可児署は10日、可児市の80代の無職の男性が現金3950万円をだまし取られたと発表した。特殊詐欺事件として調べている。

 署によると、5月12日午後1時20分ごろ、男性の携帯電話にセキュリティー関連団体の職員を名乗る男から電話があり「あなたのスマホがランサムウエア(身代金要求型コンピューターウイルス)から攻撃を受けた。中小企業に1200万円の被害が出ている。損害を補償してほしい」などと電話があり、同17日に現金を宅配便で送付した。以降も損害補償の名目で電話があり、男性は6月24日までに計6回にわたって合計で3950万円の現金を、県外の異なる住所の個人宛てに宅配便で送付した。

 男と連絡がとれなくなったことから、別居する家族に相談し、家族が110番した。