一夜限りの幻想空間 県内最大級の棚田にともるかがり火 耕作放棄地を再生し、大自然の隠れた絶景 光と音の共演楽しむ

AI要約

埼玉県横瀬町横瀬の寺坂棚田で6日、「ホタルかがり火まつり」が開催された。武甲山が見える県内最大級の棚田でかがり火が灯され、幻想的な空間が広がった。

かつては耕作放棄地だったが、地元農家によって再生され、現在は約4ヘクタールの水田が復活している。

まつりではかがり火や光と音の演出が楽しめ、多くの見物客が訪れた。

一夜限りの幻想空間 県内最大級の棚田にともるかがり火 耕作放棄地を再生し、大自然の隠れた絶景 光と音の共演楽しむ

 埼玉県横瀬町横瀬の寺坂棚田で6日、「ホタルかがり火まつり」が行われた。武甲山がのぞめる県内最大級の棚田にかがり火がともり、一夜限りの幻想空間が広がった。

 同棚田はかつて、大部分が耕作放棄地だったが、2001年から地元農家が中心となって棚田再生に取り組んでいる。現在は全体面積約5・2ヘクタールのうち、約4ヘクタールの水田(約250枚)が復活している。

 同まつりは、多くの人に棚田に親しみを持ってもらおうと、寺坂棚田保存会が07年から開催。夕方にかがり火とサイリウムライト計約600個をともし、大自然の隠れた絶景を作り出している。今年も、まちかどコンサートなど多数のイベントが催され、各地から訪れた大勢の見物客が、光と音の共演を楽しんだ。