絵本作家・長谷川義史さんが墨絵を寄贈 福知山市立図書館三和分館で展示

AI要約

絵本作家、長谷川義史さんから寄贈された素描が京都府福知山市の図書館で展示されている。

長谷川さんの人情味あふれる絵柄や物語が幅広い層から人気を集めている。

展示では、「うなぎにきいて」の紙芝居や特集展示が楽しめる。

絵本作家・長谷川義史さんが墨絵を寄贈 福知山市立図書館三和分館で展示

 人情味あふれる独特の絵柄や物語が魅力の絵本作家、長谷川義史さんから寄贈された素描が、7日から京都府福知山市三和町千束の市立図書館三和分館で展示されている。長谷川さんが絵を手掛けた紙芝居「うなぎにきいて」の4場面。模造紙いっぱいに墨で描かれいて、2枚ずつ入れ替えながら、常設展示する。

 長谷川さんはテレビなどでも活躍し、くすっと笑えるような絵本、エッセーなどを多数手がけており、子どもから大人まで幅広く人気を集めている。

 昨年2月に、新婦人の会福知山支部が昭和新町の府立中丹勤労者福祉会館で長谷川さんを招いて講演会を開催。その中で、ぬるぬる逃げるつかめそうでつかめないウナギを巡って起きる大騒動を描いた「うなぎにきいて」(脚本・桂文我)の話を披露し、ライブペインティングもした。

 講演後に主催団体から、三和分館がリニューアルされることを聞いた長谷川さんが、「新館の記念に」と、ライブペインティングの絵を寄贈。イラストには、ウナギをつかもうと必死なうなぎ屋の主人などが描かれている。

 三和分館では、常設展示の開始に合わせ、長谷川さんによる絵本や紙芝居など約70点の特集展示も31日まで開いている。「うなぎにきいて」の紙芝居も置いている。

 職員は「これを機に、たくさんの人に長谷川さんの絵本を手に取っていただき、独特な世界観を味わってもらえればうれしい」と来館を呼びかけている。

 開館時間は午前10時から午後6時まで。月曜、祝日は休館。