メーカーが検証!エアコン節電術完全マスターで電気代がぐっと安く!エアコンを快適に使って暑い夏を乗り切ろう
今年の暑い夏におけるエアコンの節電術について、ダイキン工業の検証結果を紹介。風向きを水平にすることで約3割の消費電力量を削減できることがわかった。
風向きがエアコンの電気代に与える影響も詳細に検証。風向きを変えるだけで月の電気代が1000円近くも変わる可能性がある。
なぜ風向きが水平の方が節電になるのか、その理由についても解説。
暑い夏がやってきた。今年はすでに静岡で40℃を観測するなど、全国的に暑い日が続き、山形でも暑い日が続いている。
そんな中、気になるのが夏の必須アイテム「エアコン」に関する話。
中でも電気代については、どれほどかかってしまうのか、よい節電方法はないのかなど気になる人も多いだろう。
政府による電気料金の負担軽減措置が5月使用分で終了したり、大手電力会社10社が5月請求分からの値上げを発表するなど、ショックな話もあった。
そこで今回は、空調機器などを製造するダイキン工業が行った検証から、エアコンの効果的な節電術を紹介していく。
この暑い夏を乗り切るために必見!
■検証 風向ひとつで節電になる
エアコンをつけるとき、より節電になる風向き設定はどちらだろうか。
1.水平 2.ななめ下
ダイキン工業では、エアコンの風向きを「水平」と「ななめ下」それぞれで、日中11時間(8:00~19:00)冷房をつけっぱなしにして消費電力量を計測し、1か月あたりの電気料金の違いを検証した。
節電になるのはどちらか。
答えはズバリ、「1・水平」
それぞれの消費電力を比較した結果、「ななめ下」が3.76kWh、「水平」が2.77kWhとなった。
なんと風向きが「水平」の方が、およそ3割の消費電力量の削減になる可能性があるのだ。
※調査結果はあくまで目安です。住環境や気温などによって結果は変わります。
■電気代はこんなに違う
電気代はどうなっているだろか。
1日の電気代(8:00~19:00、電気代31円/kWhで算出)は、風向き「水平」が約86円、風向き「ななめ下」が117円となった。
1か月に換算すると、風向き「水平」が約2580円、風向き「ななめ下」が3510円で、その差はなんと930円!
風向き1つで月の電気代が1000円近くも変わってしまう可能性があるのだ。
※調査結果はあくまで目安です。住環境や気温などによって結果は変わります。
では、なぜ風向きが「水平」の方が節電になるのか。