森の宝石「オオムラサキ」を自然にかえす 準絶滅危惧種を住民グループが40年以上保護 広島・府中市 

AI要約

府中市で行われたオオムラサキ保護活動について紹介。

オオムラサキの羽化の瞬間や保護活動の歴史に触れる。

市民が参加するイベントや観察の様子も紹介。

森の宝石「オオムラサキ」を自然にかえす 準絶滅危惧種を住民グループが40年以上保護 広島・府中市 

TSSのふるさと通信員から届いた地域の話題です。

府中市では保護施設で育った「オオムラサキ」を自然に帰す活動が行われました。

日本の国蝶に指定されているオオムラサキの羽化の瞬間です。

およそ2分かけてサナギから体を抜いて羽を広げていきます。

環境省のレッドリストで「準絶滅危惧種」に指定される中、府中市では40年以上前から住民グループがオオムラサキの保護活動に取り組んでいます。

ことしは先月5日から現在までにおよそ350匹が羽化したということです。

7日は、育ったチョウを自然に放すイベントも行われ、訪れた人はオオムラサキが空へ羽ばたく貴重な瞬間をカメラに収めていました。

【参加者】

「きれいだった」

「オスの色がすごくきれいで1回もまだ自然の中で見たことがなかったんですよ。こちらに来て見られてとてもよかったです」

すでに羽化のピークは過ぎたものの、オオムラサキは今月いっぱい観察できるということです。