テクノ浜学生が部品開発 エアロバティック・パイロット室屋さんの小型飛行機に使用 福島市

AI要約

福島県立テクノアカデミー浜は、エアロバティック・パイロット室屋義秀さんの小型飛行機用部品を新たに開発した。部品は太陽光を遮断するグレアシールドで、炭素繊維強化複合材料で作られている。

開発はリアルスカイプロジェクト推進事業の一環で、テクノ浜と室屋さんが共同で進めていた。学生らは部品を取り付けし、室屋さんも確認作業を行い、製作した学生は成形作業に苦労しながらも満足している。

室屋さんは学生の協力に感謝し、テスト飛行で部品の使用感を確かめた後、国際大会「AIR RACE X」第2戦で部品を投入する予定だ。

テクノ浜学生が部品開発 エアロバティック・パイロット室屋さんの小型飛行機に使用 福島市

 福島県立テクノアカデミー浜は、エアロバティック・パイロット室屋義秀さん(レクサス・パスファインダー・エアレーシング)の小型飛行機に使用する部品を新たに開発した。4日、福島市のふくしまスカイパークで取り付け作業を行った。

 開発したのはコックピット前方の計器やディスプレーを覆い、太陽光を遮断する部品グレアシールド。炭素繊維強化複合材料で作られ、従来品と比べ軽量で高い強度を誇る。テクノ浜と室屋さんが共同で進めるリアルスカイプロジェクト推進事業の一環で、2022(令和4)年5月から開発を進めていた。

 この日は、テクノ浜の学生らが訪れ、小型飛行機に部品を装着した。室屋さんはコックピット席に乗り、計器の見え方などを確認した。製作した桑島碧人さん(機械技術科2年)は「成形で慎重な作業が求められ、大変だったが、携われてうれしい」と話した。

 室屋さんは「学生の協力で良いフライトができそうだ」と語った。今後はテスト飛行で使用感を確かめるという。早ければ9月に開かれる国際大会「AIR RACE X(エアレースエックス)」第2戦で投入する見通し。