馬場、守備で貢献 バスケ男子強化試合、韓国に雪辱

AI要約

日本代表が韓国に勝利し、八村塁選手の欠場も会場を盛り上げた。

馬場雄大選手は守備で貢献しつつ、得点力に課題を感じるも、パリ五輪に向けて調整を続ける意気込みを示した。

八村塁選手の欠場も注目を浴び、ホーバス監督は次戦に向けてチーム全体の成長を期待している。

  ●八村欠場も盛り上げ

 パリ五輪前の国内最後となるバスケットボール男子の強化試合は7日、東京・有明アリーナで行われ、世界ランキング26位の日本は、50位の韓国に88―80で勝利し、5日の前回戦の雪辱を果たした。馬場雄大選手(富山市出身)が粘り強い守備でチームに貢献。コンディション調整のため欠場したNBAプレーヤー八村塁選手(同)もベンチでもり立て、会場を沸かせた。

 馬場選手は全てのクオーターに出場し、17分38秒プレー。第1クオーターは途中出場からゴール前に切り込んで味方の得点をサポート。第2クオーターも途中出場し、体を張った守備でチームの逆転を支えた。第4クオーターは先発し、献身的な姿勢で韓国の勢いを殺し、チームのリードを守り「勝てて良かった」と安心した表情を浮かべた。

 持ち味の守備で見せ場を作る一方で、得点力には課題も残った。「結果を出さないといけないと肩に力が入り、入るシュートも入らなかった」と反省。国内での試合は最後となったが、パリまでの強化試合で「調子を上げていくしかない。今までやってきたことを信じる」と決意を示した。

 試合開始直前にコートに姿を見せた八村選手。スタンドに向かって両手を大きく広げ、声援に感謝を示した。試合前は球拾いをして他のメンバーにパスしたり、シュートしたりする場面もあり、会場を沸かせた。試合中は同じく欠場した渡辺雄太選手とともにベンチから戦況を見守った。

 トム・ホーバス監督は八村、渡辺両選手の加入を見据え「他の選手ももっと細かいことを上手になればいける」と話した。

  ●これから上げていく

 馬場雄大 最後に勝てて良かったが、自分たちのやりたいバスケはやりきれなかったなという印象。自分はあまり調子が上がらず、(チャンスを)ものにできていなかった。これから上げていくしかない。