20年ぶり新紙幣、栃木県内金融機関にも届く 宇都宮の足銀本店、両替求め多くの人

AI要約

新しい紙幣が発行され、足利銀行本店では多くの客が両替を求めて訪れた。

新紙幣のデザインや背景について紹介され、尊敬される人物が描かれている。

本店では約300人が両替し、混乱なく新紙幣が届けられた。

20年ぶり新紙幣、栃木県内金融機関にも届く 宇都宮の足銀本店、両替求め多くの人

 20年ぶりに新紙幣が発行開始された3日、宇都宮市桜4丁目の足利銀行本店には日銀から紙幣が届き、両替を求めて多くの客が訪れた。

 足銀によると、紙幣は同日朝に届いた。午前9時の開店に合わせて希望者に整理券を配布し、同10時半から両替を開始した。

 日光市荊沢(おとろざわ)、無職川崎武行(かわさきたけゆき)さん(69)は「子どもにあげようと思って両替した。ホログラムやデザインなど家に帰ってゆっくりみたい」と笑顔を見せた。

 この日は約300人が本店で両替した。足銀担当者は「想定よりも多くのお客さまに来店いただいたが、混乱なく新紙幣を届けることができた」と話した。

 新紙幣の1万円札は日本の資本主義の父とされる実業家の渋沢栄一(しぶさわえいいち)、5千円札は女性の地位向上に尽力した教育家の津田梅子(つだうめこ)、千円札は破傷風の治療法を確立した微生物学者の北里柴三郎(きたさとしばさぶろう)がデザインされた。

 県内の他の金融機関でも順次取り扱われる。