「オンラインで感謝は伝わらないんじゃないか」高岡市の角田市長 被災地支援の “お礼参り” 回数の指摘に反論 富山・高岡市

AI要約

角田市長が能登半島地震で支援を受けた自治体へのお礼の出張が多いと指摘されたが、実際は単独のお礼訪問は1回のみで、公務に合わせての訪問も含まれていると反論している。

一方、他の被災自治体のトップもお礼訪問を行っており、氷見市の林市長や射水市の夏野市長も感謝の意を示している。

オンラインでのお礼では感謝の気持ちが伝わりにくいという角田市長の考え方も示されている。

「オンラインで感謝は伝わらないんじゃないか」高岡市の角田市長 被災地支援の “お礼参り” 回数の指摘に反論 富山・高岡市

富山県高岡市の角田市長が能登半島地震で支援を受けた自治体へのお礼の出張が多いと指摘を受けたことについて2日、角田市長は「単独で震災の御礼に行ったのは1回だけだ」と反論しました。

地震で支援を受けた自治体に対して角田市長は、新潟県三条市や東京都など12の自治体を直接訪問し、被災地支援に対するお礼をしています。

この件について、先月の市議会では、支援自治体のお礼参りの回数がとても多いという市民からの声があったとされています。

そこで、高岡市議会の出町議員が「お礼することはいいと思っている。でも、お礼のやり方というのは実際、体をかけていかなくても手紙やオンラインで済ませるやり方もあるでのはないか」と指摘したのです。

■オンラインで感謝は伝わないんじゃないか…

2日の定例会見でこのお礼訪問について角田市長は…。

高岡市 角田市長:

「お礼独自、お礼だけのためにした出張と、出席しなければいけない公務と重ねて回らせていただいたものというのが複合しているということをまずご理解いただければと思います」

「単独で震災の御礼に行ったのは1回だけ」

角田市長は出張旅費が出るようなお礼単独の出張は1回のみで、そのほかは公務にあわせてのお礼訪問だと反論しました。その上で…

高岡市 角田市長:

「僕は正直オンラインでありがとうございましたっていうのは人としての感謝は伝わらないんじゃないかと思っています」

■氷見市の林市長や射水市の夏野市長は…

一方、能登半島地震で被災した自治体トップのお礼訪問については、氷見市の林市長が福島県や岡山県など4つの自治体を訪問。そのうち横浜市と川崎市は東京出張にあわせて訪問したということです。

また、射水市の夏野市長は、国が割り当てた能登半島地震の被災地支援の担当自治体として職員を派遣してくれた青森県のみ訪問しています。