「ガガガッという揺れが…」八戸発・苫小牧行のフェリーが座礁 乗客乗員140人にけがなし 運輸安全委員会は3日以降に現地入りで事故原因を調査予定

AI要約

青森県の八戸港から北海道苫小牧西港に向かっていたフェリーが座礁し、乗客は無事に脱出したものの到着が大幅に遅れる事態となった。

フェリーは消波ブロックに乗り上げ、海上保安庁が救助活動を行い、乗客や乗員の安全を確保した。

事故の原因は未だ特定されておらず、フェリーの運航は運輸安全委員会の調査により停止されている。

「ガガガッという揺れが…」八戸発・苫小牧行のフェリーが座礁 乗客乗員140人にけがなし 運輸安全委員会は3日以降に現地入りで事故原因を調査予定

2日未明、青森県の八戸港から北海道苫小牧西港に入港しようとしていたフェリーが座礁しました。乗客は無事に船を降りましたが、到着は大幅に遅れ、仕事などに影響を受けました。

菊地正智カメラマン(HBC)

「フェリーが消波ブロックにぶつかっています」

座礁したのは八戸発、北海道苫小牧行きの川崎近海汽船のフェリー「シルバーブリーズ」です。

海上保安庁によりますと、2日午前1時すぎ、苫小牧西港で「入港中に入口付近で乗り上げた」と乗員から通報がありました。

乗客は

「海特有の揺れが5秒間ぐらい…」

海上保安庁は満潮に合わせ、民間のタグボート4隻でフェリーを引っ張る作業を始め、午後0時半すぎに苫小牧西港に着岸させました。

乗客乗員140人にけがはありませんでしたが、船を降りたのは予定よりも12時間遅い午後1時半すぎでした。

乗客は

「震度3ぐらいの横揺れと、ガガガッという揺れがあった」

「大丈夫なのか、下りれるのかなっていう話をみんなでしていた。沈んだりしないのかなという感じですね…」

川崎近海汽船によりますと、シルバーブリーズは4日まで運休となっていて、運輸安全委員会は3日以降に現地に入って事故の原因を調べる予定です。