大雨「レベル4」発令、北部地域に避難指示 厚東川増水、木田橋など氾濫危険水位【宇部】

AI要約

梅雨前線の影響により、宇部市では雷を伴う雨が続き、避難指示が出された。9世帯15人が避難し、小・中学校の休校も相次いだ。

市内では大雨注意報や大雨警報が出され、厚東川の水位が上昇。停電はないものの、被害の確認が進められている。

交通機関も影響を受け、JR西日本は一部の列車の運転を見合わせているが、空港の運航は通常通り行われている。

大雨「レベル4」発令、北部地域に避難指示 厚東川増水、木田橋など氾濫危険水位【宇部】

 梅雨前線の影響で、県内は30日から雷を伴う雨が降り続き、宇部市は1日午前6時に厚東地区、8時に厚東、二俣瀬、小野地区を対象に警戒レベル4の避難指示を発令した。北部6地区の小学校やふれあいセンターに緊急避難場所を計28カ所開設。午前9時13分現在で、二俣瀬、船木、吉部に計9世帯15人が避難した。

 

 市は30日午後3時54分の大雨注意報を受けて第1警戒体制、1日午前2時27分の大雨警報で第2警戒体制とし、5時45分に警戒レベル3の高齢者等避難を発令して水防本部を設置し、厚東川で浸水の恐れがあることから安全な場所へ避難するように呼び掛けた。

 

 9時現在、小野で累積雨量143・5㍉、一日雨量100・5㍉。1時間雨量は西宇部で8~9時に26・5㍉を記録。厚東川の水位は末信橋と持世寺、木田橋で氾濫危険水位に達した。停電は無く、人的・建物被害の有無については確認を進めている。

 

 市内の小・中学校では、小野小、二俣瀬小、厚東小、厚東川中が休校。高校は6校が休校、宇部は午後から、宇部鴻城は臨時家庭学習日とした。

 

 JR西日本は宇部線と小野田線、山口線の全線で始発から運転を見合わせている。山口宇部空港の定期便は始発から通常通り運航している。