道路脇の斜面が崩れるなど被害 広島県南部に一時、土砂災害警戒情報 引き続き警戒を
広島県内で梅雨前線や湿った空気の影響で大雨が降り続いている。
雨量が観測史上最大を記録し、土砂災害警戒が発令されている。
数万人が避難指示を受けている状況。
梅雨前線や湿った空気の影響で県内では1日未明をピークに断続的に雨が降っていて、道路わきの斜面が崩れるなど各地で雨の影響が出ています。
県内には梅雨前線が停滞し湿った空気の流れ込みが強いことで、発達した雨雲がかかりやすくなっています。
1日未明から広い範囲で雨が強まり、中でも廿日市市津田では午前2時半からの3時間雨量が77.5ミリに上り7月の観測史上最大となるなど大雨となりました。
【高橋徹記者】
「午前10時半の坂町です。斜面から土砂と木々が崩れ落ち、道路は通行止めになっています」
雨は弱まる時間帯も出てきていますが、土の中に多くの水分量が含まれているため土砂災害警戒情報が南部に発表され、引き続き、発生の危険性が非常に高まっています。
土砂災害や洪水への警戒のため午前10時時点で、南部の多くの自治体であわせておよそ16万6000世帯・36万人に避難指示が出ています。
※1日午前10時50分、広島県南部の土砂災害警戒情報が解除