九州3県の「クラフトビール」佐賀県武雄市に…7月19・20日、12ブルワリー集う

AI要約

武雄温泉駅の駅前広場で開催されるビアフェスについて。

クラフトビール愛好家の外尾大介さんによるイベント企画の背景。

地元産のクラフトビールや参加ブルワリーの紹介。

 佐賀県武雄市の武雄温泉駅の駅前広場で7月19、20日、佐賀、長崎、福岡各県のクラフトビールが集結する「ビアフェス」が開催される。同駅で降りて街を楽しんでもらうきっかけを作ろうと、市内で立ち飲み屋を開く外尾大介さん(40)が初めて企画した。

 外尾さんは市内で美容室を経営しており、2021年6月には立ち飲み屋「Guild(ギルド)」もオープンした。当初は日本酒中心の品ぞろえだったが、客からのリクエストでクラフトビールを出し始め、全国各地の個性やこだわりのあるビールに魅せられたという。現在は日本酒約50種類、クラフトビール約30種類をそろえる。

 ビアフェスを企画したのは、西九州新幹線が開業したものの、武雄温泉駅は乗り換えだけで通過する人が多く、もったいないと感じていたから。酒を楽しむイベントで街を盛り上げたいと佐賀、長崎、福岡のブルワリー(醸造所)に参加を呼びかけたところ、12ブルワリーが応じた。クラウドファンディングでイベントの運営費約80万円を集めた。

 武雄ならではのクラフトビールもつくろうと、地元産レモングラスを使ったクラフトビールの醸造を長崎県佐世保市のブルワリーに依頼。さわやかな風味に仕上がり、今回のビアフェスで提供される。外尾さんは「武雄に関心を持ってもらえるように、街の魅力をPRしていきたい」と意気込む。

 ビアフェスは、19日は午後5時~同9時半、20日は正午~午後9時半。当日券は1杯700円など。会場には地元飲食店も出店する予定で、イノシシバーガーやピザ、たこ焼きなどを提供する。詳細はビアフェスのインスタグラムで紹介する。

 参加するブルワリーは次の通り。佐賀アームストロング醸造所(佐賀市)、GAME BREW(吉野ヶ里町)、O/A NAGASAKI CRAFT BEER(長崎市)、佐世保夕陽麦酒(長崎県佐世保市)、あおぞらブルワリー博多店屋町、あすなろブルワリー、和パスタ煙草屋(禁煙)、大濠ブルワリー、BEERHOLIC FAR YEAST FUKUOKA、B.R.E.W.(以上、福岡市)、糸島ハローブルワリー(福岡県糸島市)、トイフルブルワリー(同県久留米市)