サンゴの産卵「実際に見られてうれしい」 神秘的な光景に参加者ら感激 恩納村博物館が観察会 沖縄県

AI要約

沖縄県の恩納村博物館で行われた「サンゴの産卵観察会」に21人が参加し、ウスエダミドリイシサンゴの産卵が神秘的な光景として観察された。

参加者はサンゴの産卵の様子を学び、感動を分かち合い、地元のサンゴ資源保護に関心を示した。

ダイビングエグザミナーの星原貴保さんも、地元資源の保護を呼びかける講話を行い、参加者に啓発を促した。

サンゴの産卵「実際に見られてうれしい」 神秘的な光景に参加者ら感激 恩納村博物館が観察会 沖縄県

 沖縄県の恩納村博物館は13日、「サンゴの産卵観察会」を同村山田の沖合にあるサンゴ養殖場で実施した。午後7時半ごろ、ウスエダミドリイシサンゴの産卵が始まり、参加者21人が神秘的な光景に見入った。

 父親と参加した山田小6年生の阪口芳恵さんは「サンゴの産卵の様子を学校の友達にも伝えたい」と笑顔。宮城明さん(57)は「20年前からダイビングをしているが、サンゴの産卵は見たことがない。実際に見られて本当にうれしい」と喜んだ。

 観察会の前、参加者は同博物館で「サンゴの生態」の講話を聞いた。講師を務めたダイビングエグザミナーの星原貴保さん(43)は「地元の大切な資源を守っていくため、多くの方に関心を持ってほしい」と話した。(佐次田直人通信員)