明治の大火歩いて学ぶ 市立博物館に親しむ会、富山県の高岡市中心部巡る

AI要約

高岡市立博物館に親しむ会のウオーキングイベント「歩く博物館」が開催され、参加者は高岡大火について学んだ。

イベントでは明治時代の大火の経路を辿りながら、火災の被害状況を確認し、参加者は深く理解した。

参加者は永明寺などを訪れ、大火の影響や状況について詳細を学んだ。

明治の大火歩いて学ぶ 市立博物館に親しむ会、富山県の高岡市中心部巡る

 高岡市立博物館に親しむ会のウオーキングイベント「歩く博物館」が27日、富山県高岡市中心部で開かれ、会員ら約30人が市中心部の6割を焼き尽くした高岡大火について歩きながら学んだ。

 イベントは同会研修部会(清水静子部会長)が毎年行い、今年は「明治の大火をたどる」と題して開いた。高岡大火は1900(明治33)年6月27日、同市二番町のおけ職人宅で発生。風速約10メートルの西風で一気に市街地に燃え広がった。

 参加者は高岡関野神社(同市末広町)を出発すると、フリーアナウンサーの相本芳彦さんから説明を受けながら御馬出町や守山町、坂下町などを巡り、火元から燃え移った場所をたどって確かめた。

 出火場所の隣にある永明寺では大火の状況について説明があり「19カ所の寺が焼け、町中は炎に包まれる中で人々は周囲の寺院など逃げられるところに避難した」と紹介されると、参加者はメモを取るなどして理解を深めた。