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ORC整備士が酒気帯びで業務 国交省が業務改善勧告
オリエンタルエアブリッジの男性整備士が酒気帯び状態で機体整備を行い、業務改善勧告を受ける。
男性整備士はアルコール検査で陽性だったにも関わらず出勤し、整備記録を廃棄して隠蔽を図る。
男性整備士が関わった便は30便あり、国土交通省から再発防止を含めた業務改善を指示される。
![ORC整備士が酒気帯びで業務 国交省が業務改善勧告](/img/article/20240628/667e792c9a6fa.jpg)
ORC=オリエンタルエアブリッジの男性整備士が、酒気帯び状態で機体整備を行っていたことがわかり、国土交通省は28日ORCに対し業務改善勧告などを行いました。
ORCによりますと、男性整備士は出勤前に自宅で行った検査でアルコールが検知されたもののそのまま出勤し、出勤後に行うべき検査は部下に対し「自宅で検知されたため、時間を置いてからさせてほしい」と話し、検査をせずに機体の点検業務を始めました。
勤務開始から1時間12分後に検査を行ったところ、再びアルコールが検知されましたが、男性整備士は会社に報告せず、酒気帯び状態で作業にあたったことを隠すため整備記録自体を廃棄し、さらには整備後の点検作業を忘れていたということです。
男性整備士が整備に関わった機体の便はあわせて30便あり、国土交通省は28日ORCに対し業務改善勧告などを行いました。
ORCは「再発防止を正しく機能させ、あらためて安全運航の堅持に努める」としています。