屋久島にタイ料理 タイで習った家庭料理を実店舗とキッチンカーで

AI要約

タイ家庭料理店「comonoキッチン」が屋久島にオープン。店舗は5坪で、メニューは日替わりタイ料理2種類から選べる。

兒玉保光さんがタイ留学時に学んだ家庭料理をベースに提供し、屋久島に移住。父親の出身地である栗生集落で店を構える。

地元の高齢者も喜ぶ甘い味付けの料理や幼児も食べられる手作り弁当を提供し、週に1度の弁当宅配も行っている。

屋久島にタイ料理 タイで習った家庭料理を実店舗とキッチンカーで

 タイ家庭料理店「comonoキッチン」(栗生)が6月2日、屋久島にオープンした。(屋久島経済新聞)

 店舗面積は5坪。席数は6席。店内には2人掛けの椅子1脚と幼児椅子が1脚、テーブルが1卓、カウンターがある。週末にはキッチンカーでの営業も行う。

 メニューは、日替わりタイ料理2種類から選ぶスタイル(980円~)でタイの定番料理を中心に提供。グリーンカレーやカオマンガイ(蒸し鶏ご飯)など日本でもなじみ深い料理から、カオクルッカピ(えびみそ混ぜご飯)、カオニァオマムアン(ココナツミルクご飯マンゴー添え)など日本では珍しいものまでを用意する。

 いずれも店主の兒玉保光(こだまやすみ)さんが1年間タイに留学した際に、ホームステイ先で教わった家庭料理がベース。埼玉県狭山市でキッチンカ―を営業したり子育て支援の弁当宅配事業を立ち上げたりしてきたが3月に家族で屋久島に移住し、自身初の実店舗を構えた。キッチンカ―の営業も続ける。

 同店のある栗生集落は、兒玉さんの父親の出身地で、父親の同級生や親族も店に足を運んでくれるという。兒玉さんは「タイの家庭料理は、辛みを加えない甘い味付けのものもあり、地元の高齢者の口にも合うようで喜ばれている」と話す。

 兒玉さんは島でも、週に1度の弁当宅配を始めた。妊娠期から産後1年までの家庭を対象に、幼児も食べられるという味付けの手作り弁当(500円)を、当日予約で島内どこにでも宅配する。

 営業時間は11時~15時。金曜・木曜のみ。