ゲームサイトで成り済まし取引 高校生ら4人を容疑で逮捕 1億円を超える出金手続きも

AI要約

佐賀県警がオンラインゲームアカウントの売買仲介サイトへの不正アクセス問題で、20歳の男2人と16~18歳の男子高校生2人が逮捕された。

4人はSNSを通じて知り合い、売買サイトに架空のアカウントを出品し、IDとパスワードを盗み出す手口を使った。

捜査本部は20歳の男2人が1000件以上のアカウント情報を押収されており、1億円以上の出金手続きを確認している。

ゲームサイトで成り済まし取引 高校生ら4人を容疑で逮捕 1億円を超える出金手続きも

 オンラインゲームのアカウントの売買仲介サイトに他人に成り済まして侵入し利益を得たとして、佐賀県警などは26日、不正アクセス禁止法違反や電子計算機使用詐欺などの疑いで、兵庫、福岡両県の大学生を含む20歳の男2人と、神奈川、宮城両県の16~18歳の男子高校生2人を逮捕した。

 県警サイバー犯罪対策課によると、「リアルマネートレード」と呼ばれる売買の仕組みを悪用したという。1億円を超える出金手続きも確認され、高額の収益を得ていたとみて捜査している。現金2千万円を自宅などから押収している。

 4人はSNS(交流サイト)を通じて知り合ったとみられる。ゲームのアカウントを売買するサイトに架空のアカウントを出品し、購入希望者を偽サイトに誘導してIDとパスワードを盗み出したとみられる。1000件以上のアカウント情報が押収したパソコンなどから発見された。

 逮捕容疑は共謀して昨年3月、ゲーム関連サイトに佐賀市の20代男性のIDとパスワードを使って不正アクセスし、その男性に成り済ました取引を通じてサイト運営会社から約5万円分のポイントをだまし取った疑い。県警は4人の認否を明らかにしていない。

 佐賀、滋賀、鹿児島県警の合同捜査本部で捜査している。20歳の男2人は事件時は18~19歳だった。