【速報】救急車パンク、30分搬送遅れ 心肺停止の男性、病院で死亡確認 木更津 病院「因果関係はないと思われる」

AI要約

木更津市の救急車がパンクし、搬送中の男性の到着が30分遅れた。男性は病院で死亡が確認されたが、救急車内で適切な処置が繰り返し行われていた。

男性の家族からの要請で救急車が到着し、搬送中にパンク事故が発生。別の救急車による搬送が29分後に再開された。

男性は心肺停止状態だったが、救急隊が適切な処置を行いながら病院に搬送された。

 木更津市は24日、心肺停止状態の50代男性を搬送中の市消防の救急車がパンクし、病院への到着が約30分遅れたと発表した。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。同市は、搬送先病院から「救急車内で医師の指示に基づく薬剤投与を繰り返し行っており、搬送遅延と死亡との因果関係はないものと思われる」との見解を受けたとしている。

 市によると、23日午前9時過ぎ、男性の家族から「意識と呼吸がない」との救急要請を受けて富来田分署所属の救急車が自宅に到着し、搬送中に同市真里谷の狭いL字道路を右折する際、舗装脇に露出したH鋼に救急車の左後輪が接触してパンクした。このため、清川分署の救急隊が応援出動して別の救急車で男性の搬送を29分後に再開した。

 男性は心肺停止状態だったため救急隊が心肺蘇生と気道確保、点滴や薬剤投与を続けていた。