「いいとこマップ」運用開始 ネット上で地図情報閲覧可能に 南房総(千葉県)

AI要約

南房総市が公開型GIS「南房総市いいとこマップ」の運用を開始し、地図情報の無料閲覧が可能に。

情報資産をインターネット上に公開することで利便性向上、市職員の業務効率化が図られる。

国のデジタル田園都市国家構想交付金を活用し、今後も新たな情報の公開を検討。PR活動も行う予定。

「いいとこマップ」運用開始 ネット上で地図情報閲覧可能に 南房総(千葉県)

南房総市は、スマートフォンなどで同市内の地番図や道路台帳図などが閲覧できる公開型GIS(地理情報システム)「南房総市いいとこマップ」の運用を開始した。同市のホームページから見ることができる。閲覧は無料。

市が保有している情報資産をインターネット上に公開することで、市民や事業者らがいつでも、どこでも地図情報を見ることができるシステム。

公開しているのは、▽案内地図▽地形図▽航空写真▽地番図▽道路台帳図▽屋外広告物(許可および禁止地域)▽背景地図▽WEB版ハザードマップ――など。

これまで、市が保有・管理する情報を市民や事業者が確認する場合は、市役所に来庁するか電話やメールでの問い合わせが必要で、印刷代など費用負担も発生していた。

公開型GISの導入により、市民らにとってはスマホやパソコンから地図情報の閲覧・活用が可能になり、利便性が向上。また、市職員は窓口・電話対応が縮減され、市民サービスの幅が広がるという。

今回のシステム導入経費には、国のデジタル田園都市国家構想交付金(デジタル実装タイプ)を活用した。

担当の同市管財契約課では「今後は、いいとこマップのPRを継続的に行い、多くの人に活用していただき、必要に応じて新たな情報の公開を検討していきたい」としている。