”劇症型溶連菌”去年を上回り過去最悪ペース 感染経路は分からず 傷口や粘膜から感染 消毒などの対策を(山形)

AI要約

県内で溶連菌感染症が増加しており、特に劇症型溶連菌感染症に注意が必要である。

感染経路は不明であり、手洗いや咳エチケットなどの予防策が重要である。

県では感染者数が過去最悪の水準に達しており、注意が必要である。

”劇症型溶連菌”去年を上回り過去最悪ペース 感染経路は分からず 傷口や粘膜から感染 消毒などの対策を(山形)

最新の感染症情報です。

県衛生研究所によりますと、今月16日までの1週間で報告があった溶連菌感染症の患者数は217人で、前の週より13人減りました。

一定点医療機関あたりでは7.75人で、県全体で警報レベルが続いています。

また、全国的に感染が広がっている「劇症型溶連菌感染症」。

溶連菌に感染するとまれに血液や筋肉などに侵入して症状が急激に進行するものです。

初期には腕や足の痛みや腫れ、発熱などがみられ、その後、手足などのえ死や多臓器不全などを引き起こし、最悪の場合、死に至ります。劇症型溶連菌の感染経路は分かっていないことが多いですが、傷口や粘膜から感染する場合もあり、大人の感染が多いということです。

県内の感染者は今月16日時点で11人と、去年1年間の数をすでに上回り、過去最悪の2020年に迫っています。

県では、感染防止のため、手や指の消毒や咳エチケット、ケガをした場合は傷口を清潔にすることなどを呼びかけています。