溶連菌による咽頭炎が前年同期の約6倍に…流行性角結膜炎やプール熱も例年以上の拡大、新型コロナは横ばい続く

AI要約

長野県では溶連菌による咽頭炎の感染者が全国的に増加し、予防啓発を行っている。

新型コロナ感染者数は横ばいの状態が続いている一方、溶連菌による咽頭炎は大幅に増加している。

他にも流行性角結膜炎や手足口病などの感染症が増加しており、対策が必要とされている。

溶連菌による咽頭炎が前年同期の約6倍に…流行性角結膜炎やプール熱も例年以上の拡大、新型コロナは横ばい続く

溶連菌による咽頭炎の感染者が全国的に多い状況が続いていて、長野県が予防を呼び掛けています。

6月10日からの1週間に県内で確認された感染症のうち、新型コロナは、1医療機関あたり4.41人で、3月の下旬以降、ほぼ横ばいの状態が続いています。

一方、溶連菌による咽頭炎は、前の週に比べて0.24人増えて4.30人で、2023年の同じ時期の0.72人に比べて大幅に増えています。

このほか、いずれもアデノウイルスが原因で、目に充血や腫れが起きる流行性角結膜炎や、風邪のような症状が出るプール熱=咽頭結膜熱の感染者が、例年を大きく上回っています。

夏に患者数が増える手足口病も先週から増加していて、県は手洗いや手指の消毒、咳エチケットなど感染症の対策を呼び掛けています。