鹿児島市議会で経営再建中の山形屋について質疑 下鶴市長「中心市街地全体を支援」  新たなスタジアム候補地は…

AI要約

山形屋が経営悪化から私的整理を決定し、鹿児島市議会でその影響が議題となった。

市の担当者は山形屋の私的整理が地域経済への影響は限定的と述べた。

市長は中心市街地の支援策について言及し、飲食店へのプレミアム付商品券の発行などを行う考えを示した。

鹿児島市議会で経営再建中の山形屋について質疑 下鶴市長「中心市街地全体を支援」  新たなスタジアム候補地は…

 経営の悪化から私的整理が正式に決まった山形屋について、18日の鹿児島市議会で質疑がありました。下鶴市長は直接的な言及はしなかったものの、プレミアム付商品券などの発行で引き続き中心市街地全体を支援していく考えを示しました。

 鹿児島市の百貨店、山形屋は経営が悪化し私的整理の一つ「事業再生ADR」を活用して再建に取り組むことが5月、正式に決まりました。

 18日の市議会の個人質疑で山形屋の私的整理が天文館地域の店に影響を及ぼすか聞かれた市の担当者は。

(鹿児島市新小田洋子産業局長)

「本市の中心市街地の活性化を図るうえで非常に重要な役割を果たしていると考えているが現状においては地域経済へ影響を及ぼすものではないと考えている」

 下鶴市長は中心市街地の飲食店などが安定した運営をしていくためにプレミアム付商品券の発行やICTツールの導入など引き続き支援する考えを示しました。

(鹿児島市下鶴市長)

「中心市街地等における稼ぐ力の向上を図るため、事業者の経営力の強化に向け、各面から支援を行うとともにさらなる町の賑わいや回遊性の向上に向けて鋭意取り組んでまいりたい」

 一方、白紙に戻った新たなスタジアムの候補地については引き続き県と市が協議を行い、土地のリストアップや選定方法について調査や検討を進めていると述べるにとどまりました。