宮崎山形屋 組織を再編 鹿銀から取締役受け入れ

AI要約

宮崎山形屋が事業再生ADRを活用して経営再建を進めるために定時株主総会を開催し、再生計画の承認や役員人事、組織再編などの議案が可決された。

組織再編では宮崎山形屋食堂と日南山形屋を合併し、役員人事では鹿児島銀行から出向者を取締役に迎え、執行役員制を導入するなどの措置が取られた。

これらの変更は迅速な業務対応や経営改善を目指して行われ、経営の安定化に向けた取り組みが進められている。

 私的整理の一種「事業再生ADR」を活用して経営再建を進める宮崎山形屋(宮崎市)は14日、同市で定時株主総会を開いた。2024年2月期の決算を報告したほか、再生計画に盛り込んだ組織再編や人事など4議案が承認された。

 組織再編では、宮崎山形屋食堂(同)と日南山形屋(日南市)を宮崎山形屋が8月1日付で吸収合併。役員人事では、メイン銀行の鹿児島銀行から出向者1人を取締役に加え、経営改善に取り組む。現場を指揮する執行役員制も新たに導入。迅速に業務に当たることが狙いで、取締役数は6から5へ減る。