嘉手納のオスプレイ、基地外で飛行 屋久島沖での墜落事故後、初めて確認 沖縄

AI要約

嘉手納基地に駐機する海軍仕様機CMV22オスプレイの基地外での飛行が実施された。以前に飛行停止していたが、民間地上空での飛行が初めて確認された。

沖縄県は墜落事故の原因が明らかにされるまでオスプレイの飛行停止を求めていた。しかし、基地での飛行が再開された。

1機のCMV22オスプレイが離陸し、国道58号上空を通り海上を飛行した後に基地に戻った。嘉手納基地には現在3機のオスプレイが駐機している。

嘉手納のオスプレイ、基地外で飛行 屋久島沖での墜落事故後、初めて確認 沖縄

 米軍は13日午後、嘉手納基地に駐機する海軍仕様機CMV22オスプレイの基地外での飛行を実施した。嘉手納基地のオスプレイは昨年11月に米空軍横田基地(東京都)所属のCV22オスプレイが鹿児島県屋久島沖で墜落した事故を受け、翌12月から飛行を停止していたが、6月10日に飛行停止から約半年ぶりに基地内での飛行を再開していた。民間地上空での飛行が確認されたのは事故後、初めて。

県は12日、沖縄防衛局に対し、墜落事故の原因が具体的に明らかにされるまでの間、米側にオスプレイの飛行停止を求めるよう口頭で求めていた。

 同基地には現在3機のCMV22オスプレイが駐機しており、今回はそのうち1機が午後2時35分ごろに離陸。同基地の西側から国道58号上空を通り海上に抜け、本部半島北側まで海上を飛行し、午後3時15分ごろに同基地に戻った。

 オスプレイの離着陸について、沖縄防衛局は地元自治体の沖縄市に連絡をしていた。

 (福田修平)

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