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【放射線モニター値に異常なし】女川原発2号機 点検中に建屋内の空調停止し、非常用のガス処理装置が作動 原因は調査中
東北電力によると、女川原発2号機で原子炉建屋の空調点検中に非常用ガス処理系が計画外に作動し放射性物質漏れを防いだ。放射線量には異常なし。
原子炉建屋の空調停止原因は調査中。環境への放射能の影響はなく、先月の安全対策工事完了後、再稼働に向けた準備進む。
女川原発2号機では今後核燃料挿入予定。事故対応やテロ対策訓練を重ね、安全確保に努める。
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東北電力によると、12日午後7時31分頃 女川原発2号機で原子炉建屋の空調を点検している際に何らかの理由で空調が停止した。これに連動して、放射性物質の漏れを防ぐための非常用の装置=(※非常用ガス処理系)が計画外に作動してしまったということ。なお、前回の原子炉建屋の空調点検は2017年に行われている。
原子炉建屋の空調が停止した理由は現在調査中だが、放射線モニタの値に異常はなく、今回の事象が放射線の上昇によるものでもない。また、発電所敷地内のモニタリングポストや排気筒モニタの値に有意な変化はなく、環境への放射能の影響もないということ。
女川原発2号機を巡っては先月27日、9月の再稼働に向けて行われていた
「安全対策工事」が完了した。今後、放射能漏れなどの重大事故への対応や
テロ対応への訓練などを行い、来月には核燃料が挿入される見通し。
※非常用ガス処理系
原子炉建屋内に放射性物質の放出を伴う事故の際に、原子炉格納容器等から漏えいしてきた放射性物質を高性能フィルタで除去し、建屋の外に漏れださないようにする機能をもつ装置。